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Nossy(のっし-)です。


めっちゃマニアな話。





ディ-プな音楽ファンの楽しみ方のひとつとして、

❰デモ音源を漁る❱


という事がある。



曲が完成に至るまでにどういう工程を辿ったのか
を知るのは楽しい。


そして、更には、

その曲がいつ、どこで創られていたかを
知るのも面白いのである。



最近では、プリンスの

『I Could Never Take The Place Of Your Man』

が、

1979年の時点でほぼ完成していた事に
ビビった(笑)


この曲は1987年にアルバム❰SIGN O THE TIMES❱

の中の1曲として発表されたもの。


僕は長年、いうても1982年頃くらいかな
と思っていたのですが、

蓋を開ければ1979年!


そんなに温存しますかプリンスさん。

こんないい曲を8年近く温存するプリンス。



愛のペガサスに入っていても
良かったように思いますが。
(でも、この頃は裏声が主流の時期で、
この曲はデモでも地声で歌ってるので浮くかな..)




てな感じで、アルバムのIF を考える楽しさが
あるのです。


こういう事やってると一生飽きない。



で、ノエル・ギャラガ-である。


この人も相当な戦略家であり、
かなりの曲の温存作戦を行っている。



そうはいっても、彼の場合、オアシス時代
1st、2nd ではかなり大盤振る舞いしてしまい

その後、大幅に失速。


その反省を生かして慎重に曲を小出ししていく
作戦に移行した様子。


でも、オアシスは、1994~1995年に
あれだけ遠慮なくバカスカ名曲を出し尽くしたから

とんでもなく大きなム-ブメントに成り得たのだろうから

間違いではないだろう。


あれを小出しにして4枚分くらいにしていたら

恐らくあれだけの地殻変動は起こせなかったと
思う。


ビートルズの8年を凝縮して2年で
やってしまったような感じ。



ハイ。


では、具体的に。


まず、有名なところでは、

『All Around The World』は

1992年にはもう完成していました。

地下室で練習している動画が有名ですね。


この曲は3rd アルバムに収録されてます。
(1997年発表)



続いて、一般的には人気に陰りが見えたと
云われた4th アルバム(2000年)の時期。



本人たちも❰どん底だった❱と認める時期でしたが

実は割りと曲は出来ていて、


『Little By Little』や『Let There Be Love』

などは4th の曲作りの段階でありましたが、


どちらもアルバム収録を見送っています。


理由は、


『次のアルバムはそんなに注目されずに
消えていくだろうから、

その次に備えておこう』

という❰そのまんま❱の理由。


すごく先を見て戦略を立てて居ます。

こういう駆け引きがノエルは非常に上手い!




上記2曲を4th に入れれば、

もう少し出来は上がった筈ですが
あえて外す読み。

それでいて、きっちり4th も成り立っています。


2005年前後はなかなか曲が豊作だったようで、

大体、6th の❰Don't Believe The Truth❱自体も
十分に名作なのだが、


この辺りで、


『(I Wanna Live In A Dream In My)Record Machine』



『Stop The Clocks』

など、

ノエルのソロ1st に収録された曲が既に
出来ていたようです。


これらは6th に入っていてもまったくおかしく
ありませんが、

外れた理由は恐らく、

オアシスはスタジアムバンドだから。


というモノでしょうね。


かといって、B面にするのはオシイ、
というので温存。



すごい審美眼です。


結局、この2曲も含めて、

そもそも、オアシスの7th アルバムに
収録予定だったようですが、


7th の方向性が制作途中で大幅に変更になり、

かなりサイケ色の強い、メロディーよりかは
フィジカルなグルーヴ重視のアルバム路線に

なった事から、

アコギでメロウな曲がことごとく
もれたモノと思われます。

それが一気にノエル1st に収録されたのですね。


ノエルはソロになってからも慎重で、

1st の段階で、

『The Dying Of The Light』はもうありました。


それを温存。


そして、オアシスのデビュー前の音源から

『Look All The Doors』を引っ張り出してきて

Aメロを変えてパワーアップさせて収録。


どうやらノエルはソロ2nd で


❰モ-ニンググロ-リ-をもう一度❱という

気分で取り組んでいたようです。

20年越しのモ-ニンググロ-リ-。


いい曲がそろって来ている事をちゃんと
把握していたのでしょう。



だから、途中まで進めていた
アモルファス・アンドロジナスとの

かなりサイケなアルバムの制作を中止させ、


2nd 『Chasing Yesterday』に完全に
舵をきったのでしょう。


アモルファスとの共同作業で生まれた
『The Right Stuff』などを

ポップロックテイストに改編し、

収録。


徹底的に無敵のポップアルバムを
目指しました。


そうでなくても、ノエルは、『5』の年は
調子が良い傾向にある気がします。


1995年、2005年、2015年と

すべて傑作を発表出来ています。

(2025年はオアシス再結成か?(笑))



で、


流石にモ-ニンググロ-リ-とはいきませんでしたが

とてもメロディーの良い曲が目白押しの
アルバムとなっています。


ただ、日本人は1st のアコギなシンプルさの
ほうが好きそうな気もしますね。


2nd はすごくイギリス受けしそうです(笑)


僕は2nd が好きです。


3rd 以降はポップ思考をかなり捨てて、

グルーヴに重きを置き、

メロウな曲はシングルB面に固めるという
作戦に以降。


次のアルバムはどうするつもり
なのでしょうか。


兎に角、ひとつ云えるのは

ノエルはサイケが大好きって事(笑)



でも、この人のサイケって

今ひとつ上手くいかない。

悪くはないんだけども。



リアムはサイケを歌いきる才能がある。


けど、そういう曲を自分で作っても
大したモノにならない。


その辺、ジョンレノンと似ている。


実はサイケ路線ではない。

でも、ポ-ルよりもサイケを歌える。


けど、いざというと自分では作らない、
歌わない(笑)



この案配ね。



結局、ノエルの書いたサイケな曲を
リアムが歌うというのが一番で


それを超すのはお互いにムリっぽい。



死ぬまでには再結成してほしい兄弟である。




ではでは、今回はこの辺で。

皆さんに幸せが訪れますように🌈🍀