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Nossy (のっし-)です。



今日はビートルズの話。



やっと観たのです。『YESTERDAY』を。

レンタルで借りてね。


劇場に行こうと思ったら、前日に

『Joker』に行こうと弟に誘われて行かなかった

以来、


ずっと観る機会を逃していた。



そして、今日、ようやっと観た。


正直、映画として完成度が高いか、

と云われたら微妙だ。




でも、そういう問題ではない所がある。

ビートルズとは、音楽の世界の共通言語なのだ。


すべてはある意味彼らから始まった。

そう云っても過言ではない。




僕は泣いたよ。


特にあのシ-ンだ。


ネタバレするから、まだ観てない人は
この先は観ないでね。



そう。




ジョン・レノンが登場する部分である。


『もし、ジョン・レノンが生きていたら...』




これは、音楽ファン、ロックファンならば

一度は考えた事があるだろう。



この映画は、一人の男が交通事故に合い、

目を覚ましたら、


自分以外の人間がビートルズの存在を完全に

忘れていたという設定だ。



だから、売れないミュージシャンである男は

ビートルズの曲をコピーして

それを自分の曲として売り出す。 



それは大ヒット。


ごく短時間で凄まじい曲を連発する主人公に

世界は釘付け。





だが。



考えてみてほしい。



これはあながち架空の物語ではない。



ビートルズがメジャーデビューしてから

解散まで8年。


たった8年の間にビートルズは

今現在知られている曲を全部書いたのである。



この話は現実だ。


それだけビートルズという現象は

とんでもないモノだったのだ。



例えば、有名な曲だけピックアップしたとしても、



❰1963年❱


『I Saw Her Standing There』

『Please Please Me』

『Love Me Do』

『All My Loving』

『From Me To You』

『She Loves You』

『I Want To Hold Your Hand』


❰1964年❱


『A Hard Day's Night』

『Can't By Me Love』

『And I Love Her』

『I Feel Fine』

『Eight Days A Week』


❰1965年❱


『Help !』

『Ticket To Ride』

『Yesterday』

『Drive My Car』

『Norwegian Wood』

『Nowhere Man』

『Michelle』

『Girl』

『In My Life』

『If I Needed Someone』

『Day Tripper』

『We Can Work It Out』


❰1966年❱


『Paperback Writer』

『Taxman』

『Eleanor Rigby』

『Here,There And Everywhere』

『Yellow Submarine』

『For No One』

『Tomorrow Never Knows』


❰1967年❱


『Strawberry Fields Forever』

『Panny Lane』

『Lucy In The Sky With Diamonds』

『A Day In The Life』

『All You Need Is Love』

『Hello, Goodbye』

『I Am The Walrus』


❰1968年❱


『Lady Madonna』

『Hey Jude』

『Revolution』

『Back In The U.S.S.R.』

『Ob-La-Di, Ob-La-Da』

『While My Guitar Gently Weeps』

『Happiness Is A Warm Gun』

『Blackbird』

『I Will』

『Julia』

『Helter Skelter』

『Across The Universe』


❰1969年❱



『Let It Be』

『The Long And Winding Road』

『Get Back』

『Don't Let Me Down』

『Come Together』

『Something』

『Here Comes The Sun』



...

などという具合だ。

これは現実、史実である。



ほぼ映画の世界である。




『YESTERDAY』は夢物語ではない。


ほんとうにそれに近しい物語はあったのだ。



こういう映画はビートルズでないと
成立しないと思う。



エド・シ-ランやジャスティン・ビーバー、

レディ-・ガガ、テイラ-・スウィフトが


消えた!、


というので同じような物語が

出来るだろうか?



別に彼らを否定している訳ではない。


が、恐らくムリであろう。





なぜか?


それは、人の心を惹き付けるのが

『メロディー』だからだ。



ビートルズは圧倒的なメロディーをもつ。


ギター一本、ピアノの弾き語り、

何ならアカペラでも鼻歌でも

感動出来る、


とても芯の通ったメロディーをもっている。





正直、僕はビートルズの歌詞について

すべてを把握しきれては居ない。



ビートルズの歌詞についての本は何冊か

持ってるし、

何となくの内容は知ってるけれど、


それでもいざ聴くとなると、

歌詞の事を考えてはいない。



メロディーに酔うのである。


そこに言葉は必要ない。


勿論、ほんとうの所、素晴らしい歌詞も

歴史に残る助けになっているとは思う。



けれど、素晴らしいメロディーというのは

メロディーそのものがもう世界観をもっていて


何かを語っているのだ。



人が名前を付けるのは、それを認識する為だけだ。


『Yesterday』と付けないと、

取り敢えず他の曲と分けられないからという
だけ。



別に『Scrambled Eggs』でもなんでもいいのだ。


『Yesterday』になる前、ポ-ルは

あの曲をそういう名前で呼んで歌っていた。



素晴らしいメロディー。


まさに時代が求めているモノなのである。

いつの時代も。きっと。


今の時代、何か、

メロディーで人の心を打つという事について

ほとんどの人が諦めてしまっている気がして
しょうがない。



ビートルズだけじゃない。



ニルヴァーナやオアシスといった現象は

まさにメロディーが世界を変えた

ム-ヴメントだったのである。



一人の孤独な青年の元に、

突如として美しいメロディーが降ってくる。



ポ-ル・マッカートニー、カ-ト・コバ-ン、

ノエル・ギャラガ-、...



彼らは孤独な人々だった。


今でこそスターという認識であろうが、


みんな貧困層の出身であり、

ごく普通の少年時代を過ごしている。


そして、皆、友達は少なかった。



僕は、メロディーは寂しい所へ

やってくると思っている。


静けさが必要なのである。



モスキート音というのがある。



年齢を重ねる毎に、どんどん聴こえなくなって
いく。


それは老化ではないような気がする。


そういう部分での子どもの頃の記憶は
そこまで明確に無いが、



きっと子どもにはもっともっと

沢山の音が聴こえているのだと思う。



大人になって段々と聴こえなくなっていく。


地球の声が、天の音が。


少し大袈裟かも知れないが、そんな気がする。




話がだいぶ脱線したなぁ(笑)





僕はビートルズの時代に生まれて嬉しい。

僕なりの方法でそれを伝えていきたいと思う。



ではでは、この辺で。


皆さんに幸せが訪れますように🌈✨



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