Daichi Nakatani

❰中谷大知・作❱



Nossy(のっし-)です。


中谷大知さんの個展『untitled』。

本日、2回目行って来ました🌈


Daichi Nakatani


❰中谷大知・個展『untitled』❱



ただいま、開催中でございます✨


🍒場所:大阪市北区西天満4丁目3-3
星光ビル 4F ア-トギャラリー
『gekilin.』さんにて。

🍒開催日:2020年5/25 ~ 6/6
❰注・水曜日定休日❱


https://www.gekilin.com/

❰ア-トギャラリー・gekilin.❱


Daichi Nakatani

❰中谷大知・作❱ 



今回は、彼の絵画が完成に至るまでの
過程も知る事が出来た気がして

良かったです☺️✨


一見すると、本能的に、オ-トマチックに
ババッと描かれている様な感じもしますが、


実はかなり全体のバランス、線のリズムや流れ、

そういうモノが緻密に考えられている事を
話していただきました。



矢張、建築のお仕事をされているので、
その辺り、画面の構成力という所で

彼のセンスを随所に見る事が出来ます。



...とかって云ってますが、実際、僕自身は
色彩はまるで苦手でして。



これだけ色彩を暴れさせている様な手法なのに

確かに1つのしっかりした世界観を
創作できている事にちょっと嫉妬してしまう

部分もあるのですが(笑)



Daichi Nakatani

❰中谷大知・作❱



バスキアにもかなり影響を受けているという
彼ですが、

バスキアがオイルクレヨンだけでなく、

アクリル絵の具や紙のコラ-ジュなんかも
合わせ技として使用するのと比べて


中谷大知さんは基本的にオイルパステルのみの
表現。



Daichi Nakatani

❰中谷大知・作❱



しかし、これもちゃんと彼なりのこだわりが
あって、

先達の作品を参考にしながらも、



『同じ事をしているだけではカッコ悪い』


『その先にどんな表現があるのか追究してみたい』


という思いがあるそうです。



確かにあえてオイルパステルのみで画面を
構築する事で

彼独特の世界観が完成しています。


バスキアやサイ・トゥオンブリ-の様に
様々な画材、テクスチャ-を使うのも面白いですが



そこは、中谷大知さんの


『新しい価値観を生み出したい』


という強い意思を感じます🌺✨



どうしても、彼の経歴を観ると、

一級建築士が本業で、

『ちょっと絵に興味をもったので描いてみました』


的な印象をもつ人もあるかと思いますが、


なかなかどうして。


お話をしている中で、彼は美術館めぐりも
しているし、

有名アーティストの作品にも触れて
研究もされてます。


そして、以前から別の手法で絵も描かれていた
そうです。



このイカシタ作品達は、
まったく偶然の産物ではないのです。



そして、彼のモットーとも思える、


『ダサいモノは出したくない』😎✨


という思想が何よりカッコいいと思いました。




それが証拠に、彼のスマホのギャラリーを
見せてもらうと

山の様なボツ作品が!!!



そう。


この個展の壁に並んでいるのは、

厳しい選考の中、選出された作品群だったのです。



ボツ作品を見せてもらいながら、


『これはちょっと個人的過ぎるから...』

『これはダサくなっちゃったんで...』


と1つずつ解説していただいたのですが、


僕には全部優れた作品にしか見えませんでした(笑)



彼、思っている以上に相当、自分の作品に
対して厳しいです。



僕なんて作った端から全部出したれ、っていう
だだもれスタンスなので、
ちょっぴり恥ずかしくなりました(笑)



あんまり絵に解説をネチネチ加えるのも
野暮というモノですが、


それでも、その成り立ちや創造までの過程、
労苦などを知ると


より共感出来るようになる面はありますね。


Daichi Nakatani

❰中谷大知・作❱




彼の作品は元々、縦向きで描かれていて、
完成した後、

横向きの方がバランスがよく面白いという事で

最終的に向きを変化させて飾られている作品も
多くあります。


有り体に云えばオ-ルオ-ヴァ-な作品ですが、

その選定も彼のセンスでしょう。



実際、絵の内容の話を全部取っ払って
純粋にその空間の中に居て感じる事は、


これは以前のブログ記事にも描いたのですが、



『コ-ヒ-飲みたくなってきます』(笑)


ものすごくオシャレなんですよ。

これだけインパクトがあるのに、
押し付けがましくない。


じっくり眺めるとどこまでも深いのに、

コ-ヒ-やパスタを注文しながら
食事に話題を提供してくれるような

懐の深さもあります。



僕は彼の絵を観ていていつも音楽を感じるのですが、
(毎回、聴こえてくる音楽は違う)


今日は、エリック・サティーを感じながら
眺めて居りました。


ク-ル、スタイリッシュ、ある種のBGM的な、
しかし、どっしりとした世界観も

内包している絵画です。



ここまで書いて思ったのが、これって結局

中谷大知さん自身の人柄だな、と。



Daichi Nakatani


❰写真は中谷大知さん本人です❱



シャイな方なので通常は多くを語られませんが、


こちらから突っ込んでいくと、
沢山お話してくださいました。


ありがとうございます☺️🌈✨



そんな訳で、今回の個展も後半に
入りました。



是非、一度、中谷大知ワールドに
触れてもらいたいな、と思います🌏🍀



新しい絵画の世界が確かにそこにあります。



https://www.daichinakatani.com/

❰中谷大知/ブログ❱




ではでは、今回はこの辺で、

皆さんに幸せが訪れますように💖✨


Daichi Nakatani



❰会場で購入できるミニサイズの画集です✨❱




では、また次回😎✨