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Nossy(のっし―)です。



その昔、岡本太郎は云いました。


【芸術は爆発だ!】



なるほど。


では、私はこう云わせていただこう。


【芸術は人間だ!】



と。


まぁ、このブログでは何度かこの話はして来たんですけどもね。

なんべん云ってもイイ程の重要な概念だと思いますので、話します。


これは、私が今まで、あらゆる芸術の鑑賞者として、そして表現者として、

詰まり、見る側と創る側の両方を経験した上で


辿り着いた概念なのです。


【芸術=人間】。




例えば、私は今、絵を描いて、それを売ったりしながら生活しておりますので、

絵の世界でたとえ話を展開しましょう。


私は小さい頃から誰に云われるでもなく勝手に絵を描いて遊んでいるような子どもでした。

しかし、その行為を『仕事』にする、となった時、


頭の中にいっぱい?(はてなマーク)があふれたんですね。



絵は上手くないといけないのか?


丁寧に時間をかけて描かないといけないのか?

油絵とかじゃないと絵画とは云えないのか?


真剣に描かないといけないのか?


たくさん描かないといけないのか?


お客さんに気に入られるような絵を描かないといけないのか?


自分の絵の値段はどうやって見極めるのか?
高く付けたりしたらダメなの?



...まぁ、これ、云い出したらキリがないのでこの辺にしますが、


答えはぜんぶ


NO!



ですし、実はそういう問題以前の話だったりするっていう(笑)



皆さん、新しい人と初めて会うとしましょう。


人は相手が好きか嫌いか5秒で判断するらしいですよ(笑)


ウソ~


って云いたいけど、確かにそういう感じってありますよね。


顔、服装、髪型、雰囲気、声、しゃべり方、.....


そういうのを総合して、


パッ


と、取り合えず判断してしまいます。


後でよくよく話してみると印象が変わるって事もあると思いますが、

それでも第一印象ってかなりのウエートを占めると思うんですよ。


で、人の好みなんてバラバラじゃないですか?



そりゃあ、イケメンや美人は少し有利かも知れませんが、

例えば、友達になるとか恋人になるという話になると、


それだけでは絶対に決めませんよね。

結局、選択するとなると、自分の元々の好みに寄ると思うんですよ。


で、実際、その選んだ人と友達になったり恋人になったりするとしましょう。



そうしたら、その人はいつもいつも完璧じゃないといけないんですか?

ぐで~ッ、って感じでだらけて話したい時もありますよね、きっと。


たくさん会いたいかどうかも長く付き合ってみないと分からないと思うし。


相手に合わせてばかりだと自分がツライし、相手が自分に常に合わせてくれるのも

『一体ほんとうのアナタはどういう人なの?』

って不安になりますよね。



絵もまったく一緒なんですよ。



それこそ、展覧会に行ったり、絵のサイトを観たり、インスタとかのぞいたりしたら


それはそれは無数の絵がある訳ですよ。


無数の絵というか...



無数の人が居るという事なんです。



そして、ながめている内に『おっ』と思うような絵がありますよね。


それって上手さとか、時間かけてるとか、油絵かとか、真剣かとか、値段とか、


そんな要素で注目してますか?


してませんよね?



もう、ただの直感と好みだけだと思うんですよ。


で、そこの段階で選ばなかった絵に関して、芸術家でもない人だったら

もう一生追究しないんじゃないかと思いますよ(笑)



で、その『いいな』って思った人の絵ですが、何枚かあったとすると

まぁ、観られるだけ観ようとすると思うんですが、


これは好きだけど、これはそうでもないかな~、


という風になってくると思いますし、


だけど、本気で好きになったら、どんどん知りたい、なるべく知りたい、

ってなって来るのは、人間関係のそれとほぼ同じです。



ですからね、芸術家側、表現者側の立場からしても、

別に鑑賞者に合わせる必要はないですし、自分の描きたいモノを描けばいいし、

いつもいつも丁寧に描かなくてもいいし、

いつまでも同じ画風でなくてもいいし、


結局、人間関係がそうであるように、


気に入られる人には何でも称賛されるし、嫌われる人には何やっても認められない


というのが事実だと思います。



ですから、表現者の皆さんは大いにスランプに陥ると思うんですが、


『何やっても結局自分だからな』



っていう風に軽く捉えて乗り越えていってもらいたいな、と思います。


芸術、とひとくちに云っても、音楽も映画も写真もダンスも演劇も....


なんか様々あると思うんですけど、


それも【芸術=人間】説で考えると、ずっと生きてたら人はその時々で

違う表情を見せると思うし、若い時の魅力、年を重ねる毎の魅力、


別にどの状態や時期が一番イイとかないですよね。



少なくとも一瞬ではその価値は測れません。


表現を継続すればするほど味が出るというかね。



ですから、まぁ、勿論、表現者としてそれを【仕事】にする場合、

まったくお客さんの事をガン無視する訳にはいかないと思うんですが、


それはあくまでもお客さんのニーズに合わせるというよりも、

恋人同士がお互いの存在を尊重し合ったり、2人で居心地の良い空間を

創りあげていくのと同じような事だという訳ですね。



それぐらいの寄り添いは必要なんだろう、というだけですよね。


自分をめちゃくちゃ曲げてまで合わせるなんて事は相手も望んでいないはずだから。



...



で、ここで終わりにしても良かったんですが、


【芸術=人間】

【人(絵)は第一印象で決まる】



みたいな事を体感してもらうために資料を用意していたので

それを最後にガーッ、と貼っ付けておきますね(笑)


ハイ、ハイ。

それでは、みんなは誰が好きかな~。




まずは、


パブロ・ピカソ


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続いては、



アンリ・マティス


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次は、


マルク・シャガール


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続いては、


ジャクソン・ポロック


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次は、


ウィレム・デ・クーニング


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お次は、


ジャン・ミシェル・バスキア


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続きましては、


岡本太郎


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次は、



奈良美智


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最後は、わたくし、


Nossy


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.....


という訳で、どうでしょうか。


これだけみんな違うんですからね(笑)


でも、絵を観る、というよりかは



【人柄を観る】


みたいな感じでしょう?


芸術表現って人間性が全部出ちゃいますからね。恐い、恐い。


誰とお友達になれそうでしょうかね(笑)


と、いう訳で、


【芸術は人間だ!】




では、また次回。



皆さんに幸せが訪れますように。

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