1543249812572_1




Nossy(のっし―) です。



今回は、人助けについてのお話です。


私も日々、たくさんの人々に助けられながら

毎日を無事に過ごせて居ります。


それはもう感謝の念しかありません。


ありがとうございます



そんな私も微力ながら、他人の助けになれば

いいなぁ、と思って


誰か困っている人を観ると助けたい気持ちが

出るんです。



私は極度の人見知りですが、『人助け』となると、


見知らぬ他人でもパッ、とそのハ―ドルを越えて

行動を起こす事が出来ます。



しかし、私もここまで何十年と生きて来まして、


『人助け』というモノは

とても難しいという事を実感して居ります



その理由は大きく分けて2つあります。



①こちらが助けようと思っても、

相手に【助かりたい意思】が無ければ

絶対に助けられないから。



②基本的に人は自分自身でしか

自分を救う事は出来ないから。



...です。



①はどういう事かと云いますと、


例えば、友達がギャンブルに溺れて借金をしてしまったとします。

それが返せなくて大変な毎日を送っている。


そこを私が、その返せないお金を全部出してあげる事で解決したとしましょう。


しかし、その人はまたギャンブルをやろうとする訳です。



『ああ、ギャンブルで大変な目にあったから

もう絶対にギャンブルはやめて真面目に働こう!』


となれば問題ないんですが


これがなかなかそうはいかない(笑)



まぁ、これは実話ではありませんがね。



海で他人が溺れているから助けようと思って

自分も海に飛び込んで、


相手をつかんで岸まで誘導しようとしているのに、


とうの相手がなぜか沖へ沖へと行こうとしていたら、


助けられるモノも助けられませんよね。



『そんなバカな事がある訳がないでしょう?』



と思ってしまうんですが、

割りとあるんですよね(笑)


これは最悪の場合、ミイラ取りがミイラになってしまいます。



相手を助けようとして、自分まで沈没してしまう。


ですから、人を助ける場合は、


相手に『助かりたい意思』があるかを

きちんと見極める必要があります



そうでないと、こっちは間違いなく良い事を

している筈なのに、


相手は『お節介だ』とか『邪魔だ』とか

そういう認識にしかなりません。


その状態でムリヤリに助けても、

自分の為にも相手の為にもなりません。




ですから、私なんぞは相手が


『助けて!』



と主張して来ない限りは何も手を出さない

様にして居ます。



勿論、道を歩いていて、おばあちゃんが財布を落として困っていてオロオロしている、


とか、そんな感じの案件の場合はすぐ助けにかかりますけれどもね。



②について云えば、


人はそれぞれに与えられている試練というモノが存在してまして、


その試練は、その本人が解決しなければ

また同じ試練が降りかかってくる様になっているんですよね。



例えば、自分の子どもが学校でいじめられている、

としましょう。


それを不憫に思って、親がその子を別の学校に転校させる事で助けたとします。


ですが、残念ながらその子は

転校した先の学校でまたいじめに合うんです。



なぜならば、いじめに合っているのは

その子に対する試練であって、


親の試練ではありません。


ですから、その子自身が何らかの形で

そのいじめに立ち向かうか、

自分の中で上手い事処理をするか、


そういう事が必要なのです。



勿論、アドバイスをしてあげたり、手伝ってあげたりは

してもいいと思いますが、あくまでも


自分で能動的に解決しようと努力しない限り、

同じ試練が降りかかり続けます



何度逃げてもいいし、隠れてもいいし、

誰かの力を借りてもいいんですが、


最後は自分で立ち向かわなければなりません。




誰かの力を自分で借りに行く、という行動について云えば、


それは能動的な行動なので、

解決に結びつくとは思いますし。




ものすごい細かい話をすれば、



さっきの子どもがいじめで転校するお話も、



いじめられている子どもを見かねた親が

『転校させてあげる!』

と云って、転校するのと、



いじめられている子ども自身が、


『私はいじめられていて、それがイヤだから

転校したい。

別の場所でやり直したい!』


と親に頼んで転校させてもらった場合とでは



同じ転校して解決させた場合でも、

結果が全然変わってくると思います。


後者は子どもが能動的に

『助かりたい意思』

をもって動いて居ます



そこが前者との大きな違いです。



少しややこしいかも知れませんが、



兎に角、



自分の問題に対して

自分自身の頭を使って


きちんと立ち向かった時に


はじめて人は助かる事が出来るんです




ですから、『人助け』というのは

助ける側もその意味をよく考えて行う必要があると思いますね。



ではでは、この辺で


皆さんに幸せが訪れますように


stamp-20181127013557